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私はサーモンダイヤルに目がないので





おそらくこれが大好きといってもそれほど驚かれないだろう。しかし、色は別にしても、このダイヤルが気に入っている理由は他にもたくさんある。ラッカー塗装の施されたツートンカラーのテクスチャーには深みがあり、使用されているインデックスとマーカーは、実に質の高い外観を呈している。ダイヤルにはモンブランロゴとMB M6200(ムーブメントについてはすぐその下)のナンバーが記されているが、それだけではない。カルティエ 時計よく見ると、ダイヤルの4時から5時の間にもう1つ小さなサイン、「ミネルバ」の文字が見える。モンブランの時計としては初めてのことだという。数字、マーカー、針にはすべてスーパールミノバが塗布されているが、エレガントなデザインを損なわないよう軽く塗られている。夜光は実際には非常に明るいが、遠くから見ると、この時計が発光を控えて純粋なドレスウォッチのように装ったと感じるほどだ。


 時計の名前からしてそう思うかもしれないが、ケースの直径は38㎜ではなく39㎜で、このサイズは最高だ。9.45mmの厚さでバランスがとれ、手首で十分な存在感を提供するバランスの取れたドレスウォッチである。下の写真のように、この時計はスレンダーな特徴を持っており、スーツと一緒に着用するのに最適だ。ラグは素敵でスマートであり、時計にエレガントな側面を与えている。

 ただ、それは決して繊細ではなく、したがって何週間もずっとこの時計だけを着けているのは想像に難くない。(美しい装飾が施されていれば)フォーマルでもカジュアルでも着けることができる手巻きクラシックであることは間違いなく、SS製であるということもこの時計を身に着ける理由になる。


 ストラップはグレー スフマート アリゲータースキンで、イタリア・フィレンツェのリシュモン プレテリア製であり、デプロイアントクラスプ付きだ。この時計をレビューした日に数時間オフィスで着用する機会があったが、ストラップは非常に良質だと感じた。これまで手首に着けたことのある工業製ストラップの中でも最も素晴らしいもののひとつである。本機についてあえてケチをつけるなら、そのクラスプだ。レザーストラップにクラスプを付けると素材の寿命を延ばすことができることは分かっているが、これは安価な時計で見かけるフォールディングクラスプとさして変わらないと感じた。この時計の価格を考えると、もっと良いものを期待したくなるが、付属するピンバックルにはまあ満足している。

 全体として、この時計は着けるのを本当に楽しくさせる。優れたバランス、夜光塗料が微かに施された非常に魅力的で機能的なダイヤル、見た目と使い心地の良いストラップだけでなく、この時計には今では生産されていない非常に精巧に仕上げられたムーブメントが備わっており、38本しか提供されていない。この品質の高さと排他性にはコストがかかるのもやむを得ないだろう。モンブラン ヘリテイジ スモール セコンド リミテッド エディション38の価格は、204万7000円(税抜)である。